■'05年6月7日(火) ストーク・オン・トレント→ロンドン
B&Bにてイングリッシュ・ブレックファーストを美味しく頂く。
これって、たっぷりの紅茶と一緒に食べたら何でもイングリッシュなのかな?
午前中は歩いてスポード社に行く。宿から近いのだ。
昨日のウエッジウッド社とは違い、ここはストーク地区という町中にある。
トンガリコーン状の(円錐形ね)古い窯がいくつも見える。
ここにも工場見学ツアーがあるのだが、昨日行ったのでもう参加しない。

併設のスポードの史料館もまたゴージャス!18世紀から19世紀の作品は、
皆 よだれがでそうなアンティークばかり。
昔のものって、どうしてこう手が込んで素敵なんだろう。
ここも撮影不可が残念、ま、しかたないか。
その後、新製品のギャラリ-はさっと通り過ぎ、ファクトリーショップへ直行!!
ちらほらとお客さんがいるぞ。うー、やっと有田陶器市風になってきた。
B級品のコーナーには、ちょっと訳ありの製品がうず高く積んである。
茶わんはコンテナに入っていて、触っていると手が埃だらけ。
デザインがごっちゃに積んであるのを用心してどかす。
そーだ、この雰囲気、そうこなくっちゃ。 やっぱ軍手を持って来ればよかった。
皆、中腰で真剣に吟味している。だって気をつけないと、
皿とカップの柄を間違えた マヌケセットになるおそれあり。
「ちょっと、奥の部屋はこの価格から50%らしいよ!」
やや興奮気味のIちゃん。
スポードは安かった。
いいのか?旅はまだ20日以上残っているのに、と自問自答しつつ、、
白いカップ&ソーサー1組を6£の更にドン!の3£にて購入。
Iちゃんは、ビクトリアンな感じのお皿をお買い上げ。
B&Bに戻ってチェックアウトを済ませる。
次は駅前からバスに乗って、ロイヤル・ドルトンの工場があるバーズレムという町へいく。
ストーク・オン・トレントとはいくつかの町の集合体なので、工場(窯元)もあちこち離れている。
どっかに卸団地でも作ってくれたらいいのにさ。
バーズレムがまた寂れた感いっぱいの町だった。
それもそのはず、ロイヤル・ドルトン社は、まもなくインドネシアに
製造拠点を完全に移してしまい、この町の工場は閉鎖されるらしい。
我々はギリギリ間に合ったみたい。
唯一のレストラン、ケンタッキーフライドチキンで昼御飯を済ませる。
ロイヤル・ドルトン社は史料館が閉鎖、ファクトリーショップだけが開いていた。
閉店前大赤札市 のため、やたらお客さんが多い。
熱気あふれるお客さんに対して、社員のヤル気がない。
ま、元々ないのに更に拍車がかかったのかも。
もうどうでもいいやってな感じで、ちんたらやっている。
なんせ閉鎖だもんなあ。
チェ、ウエッジウッドあたりに転職できたらいいけどさあ、なんせ他にいいとこないしなあ、
と顔に書いてある。
我々も熱気あふれてきた。奥に、もってけドロボー価格の90%コーナーがあった。
元がすでに、5割ぐらい引いてあって、それのさらに9割引き。
Iちゃんはじっくり吟味をした後、
シンプルな縁取りのついた楕円のフルーツ盛り皿2組をお買い上げ。
カレー皿にするらしい。なんと贅沢な!ロイヤルなカレー皿だ。
確か冗談のような値段だったのを覚えている。
それにしても、1万円あったらセレブ風茶わんがスーツケース1箱くらいは買えそう。
しかし、、どうするよ、船便コースか?
が船便にするほど買う理由が無く、結局、またカップ&ソーサー1組にて購買意欲を抑える。
7.8£。よく我慢したぞ、私。
また駅までバスで戻る。閑なので、市立美術館へ行く。
2階が陶磁器になっている。
なんだかいけてない市民会館みたいな美術館だよなあ、と期待もせず入った。
が、イイ意味で裏切られた。許してくれ。
イギリスの産業革命(習ったぞ)のすごさがよーく解かる。
イギリスの博物学ってすごい。ま、好きな茶碗ジャンルってのもあるけど。
まさに美の壷にハマッタ。
行った窯元のはもちろん、その他の作品も時代別、製法別にきちんと並んでいる。
そして数が半端なく多い。
そうそう、イギリス人であるバーナード・リーチの生涯とその陶芸作品も紹介してあった。
濱田庄司の作品も展示してあった。
お2人をご存知ない方、「なんでも鑑定団」で高値買取ります系の陶芸作家です。
浜田省吾じゃないよ!ハマショーだけどね。
これまた寂れた感いっぱいの売店で、カップのポスターを購入。
こんなのばっかりうじゃうじゃ見た!っていう思い出のためだ。
買うの私くらい?
ストーク・オン・トレント駅から特急列車でロンドンへ帰る。
そうそう、車窓から何匹(何羽が正?)もの うさぎ を見た。茶色いヤツね。
初めはイタチかと思った。私の動体視力が良いんじゃなくて、郊外には普通にいるらしい。さすが、ピーターラビットが生まれる国な訳だ。
今度Iちゃんが日本に帰って来た時は、
お返しに有田伊万里方面に連れて行ってあげようっと。
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